第13期生を対象として、特別講演が行われました。

公益社団法人 長崎県看護協会 名誉会長 長崎県看護連盟 名誉会長 山口 ミユキ先生により、
「私の看護観」‐ 看取りひと筋に走り続けて、いま(95歳)‐
という内容で熱の籠った講演が行われました。

県内看護師育成の活性を目指した先生の思いや、先生ご自身の足跡に触れながら、看護を提供する者のあり方や看護を受ける者の想いについて、ご自身の入院経験を元に貴重な話を聞くことができました。

 入学したからには志を持って3年間頑張ってほしい。周りから様々に援助を受けている。看護師になってから人々に返せるようになってほしい。対象は生きた人間であり、看護は『手と手のぬくもり』が大事である。機械化が進んでも、ベッドサイドに行く、目で見て触ってみて判断することが大事である。

拝聴する学生に向けて、熱い激励をいただきました。

ご臨席いただいた長崎県看護連盟 久米春代 会長からは、職能団体は自分たちを守ってくれる大切な団体であり、看護界の現状を変えるためには政治の力が大事であること、これまでの活動で看護師を取り巻く環境が整ってきたこと、これからも後輩のために活動の手を緩めてはいけない事について分かりやすく説明していただきました。

講演への謝辞を述べさせていただいたあと、山口ミユキ先生より学生の方へ行かれ、握手とともに談笑されました。

看護を学び始めて3か月の学生には難しいと感じるところもあったようですが、看護師を目指し学ぶなかで、今日の講演が自分自身の看護観の礎として、理解を深める日がくることと思います。

貴重な講演を賜り、誠に有難うございました。